差し歯の歯茎が退縮した場合、多くのケースでご自身の歯の根っこが露出して黒く見えるようになります。
これは、ご自身の歯の根っこの色がセラミックの色より黒いために、歯茎が下がって歯の根っこが露出すると歯茎と差し歯の間の部分が特に黒く見えるようになります。
歯茎が退縮してしまったのが原因で歯茎が黒く見える場合、歯茎の退縮を改善する必要があります。露出した歯の根っこを覆うように差し歯を作り直しても、しばらくするとまた歯茎が下がってしまって歯茎が黒く見えるようになります。また、下がった歯茎に合わせて差し歯を作成すると歯の長さが長く見えるようになってしまいます。
歯茎の退縮が原因の歯茎の黒く見えるケースは歯茎を回復する歯茎の再生治療を行うことが、治療の第一選択としてオススメです。
歯茎が退縮して歯茎が黒く見えてしまっています。差し歯が入っている歯ははぐきが退縮すると歯茎との付け根の部分が黒く見えてしまいます.
昔は黒く見えなかった歯茎がだんだんと黒く見えるようになってしまう事で歯茎の退縮がわかります.
歯ぐきの再生治療を行う事で下がった歯茎を回復させる事ができます.これは差し歯の歯茎に関しても可能です.
(ただし、歯周病が進行してしまっている場合は難しい事があります.)
このケースのように。歯ぐきの再生治療は、下がってしまった歯茎を回復させる方法です.歯茎の移植を伴う場合もあります。
この方法で、差し歯の歯茎が下がってしまって黒ずんだ状態を綺麗にする場合、通常は、歯茎の再生治療と合わせて差し歯を交換する必要があります。
歯茎の再生治療自体をご存知ない方も多いのですが、将来的な歯茎の退縮を予防することもでき、非常に有効な方法となります。
審美歯科では、見た目が非常に重要ですので、お写真のように傷跡の残りにくい方法で、きれいな見た目の歯ぐきの再生治療を行います.
~歯茎の再生治療と審美歯科治療の注意~
歯茎の再生治療や審美歯科治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万円(税別)です。また、オールセラミック の種類によって当院では1本6万円(税別)~15万円(税別)のセラミックを選んでいただいております。
料金に関しましては、最小単位の標準的な料金となります。本数の多い場合は、掛け算して計算していただく必要があります。
歯茎が下がって歯の根っ子が露出しているようなケースのうち、歯茎の炎症がなく、歯と歯の間の骨が吸収していないケースに関しては、露出した歯の根っこを覆えることが報告されています。
歯茎の再生治療のリスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。
審美歯科のリスク
審美歯科で歯並びを治す場合のリスクとしては、歯の神経を取らないとしみてしまったり、お痛みが出てしまう場合があります。また、オールセラミック の色合いはかなり天然の歯に近いものになりますが、完全に同じものではありません。
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