笑った時に不自然な差し歯が入っていませんか?
スマホの画像がきれいになって気軽に撮った写真に写った前歯の差し歯が目立つようになってきています。歯茎が黒い、差し歯の色が不透明で浮いた感じに見える、歯の形が悪いなど、歯の状態が非常にわかるようになってきています。
審美歯科では、不自然な見た目の差し歯を大きく改善する事ができます。
現在審美歯科では、金属を使用しないオールセラミックを使用していますので、天然の歯と近い透明感や歯の大きさを再現する事ができるようになってきています。
今回は、古くなった差し歯をオールセラミックで改善したケースをご紹介いたします。
歯茎に糸を入れるって経験がない方が多いようです。
特に体に問題がない治療方法ですのでご安心ください。歯茎に糸を入れる場合に何をやっているのかわからないという方も多いようですので、歯茎に糸を入れる歯肉圧排法という審美歯科の作業の流れを紹介いたします。
通常、審美歯科治療でセラミックの歯型を取るときに歯茎に細い糸を入れてから歯型をお取りします。この方法を歯肉圧排法といいます。写真では、削った歯の周りに緑の糸を使用して歯茎の中に糸を入れています。緑の糸の下にもう1本糸が入っています。
そうすることによって、歯を削った境界がはっきりと出ますので、セラミックの歯との適合が良くなります。あまり圧排法の経験のある方が少ないようで、何をしているのか聞かれることが多いのですが、圧排法をしっかりと行っている歯科医院が少ないのかもしれません。圧排法は方取りするときは重要です。
歯茎に糸を入れるとき、少しチクチクしてしまいますので、簡単に麻酔をさせていただくこともございます。
ラミネートべニア法はご存知でしょうか?
審美歯科治療を希望される患者様の中には、歯の色や形を治したいというご希望の方もいらっしゃいます.天然の歯で削るのに抵抗があるという場合に部分的に歯を削って歯の色や形を変える方法があります。
もともと出っ歯の方が審美歯科治療をされる場合、よくある失敗に元々出っ歯であったの歯の審美歯科後の長さが長すぎるという失敗があります。
これは、出っ歯の歯は歯茎の位置が周囲の歯より上にあることが多いためです。歯茎の位置が上にあるために、歯の先端の長さを左右で揃えようとすると長い歯になります。
多くの方は、治療前や、仮歯に変えた段階で説明を受けていないために、最終的なオールセラミックが入った後に不満を感じるようになってしまうようです。
オールセラミックが入ってしまうとそのまま歯茎の位置を直すことができないため、歯茎の再生治療とオールセラミックを同時にやり直すことになります。
歯茎の位置や形を変えたいというご相談をいただくことがあります。
歯茎の位置によって差し歯の長さがき待てきますので、見た目の気になる前歯などは歯茎の位置を左右で揃えることが必要になる場合があります。
全部の歯をきれいに治したいという場合の審美歯科治療
全体的な審美歯科治療を行う場合、しっかりと正確な審美歯科治療を行うとなると数ヶ月お時間がかかってしまうことがあります。
これは、歯の根っこの治療や、虫歯が深くても歯を残したいという場合など、症状がレントゲンなどで安定するのを確認してから最終的なオールセラミックを入れる場合などでは、期間がどうしてもかかってしまいます。
そのため、期間がかかっても見た目をきにしないよう、審美歯科治療をする際には仮歯をなるべく綺麗なものでご用意させていただいております。
また、審美歯科を行う際には、歯茎もきれいに引き締めていきます。今回は、仮歯のままで歯茎が腫れてしまっている方の歯茎を引き締めてオールセラミックを入れたケースをご紹介いたします。
あなたは歯茎が黒ずんでいるのをどこまで気にされていますか?
笑った時に写真を撮ると、差し歯の歯茎が黒ずんで見える。昔は気にならなかった差し歯が年々違和感を感じてきた。といったことはありませんか?
歯茎の黒ずみの原因は幾つかありますが、差し歯の治療をされた方の歯茎の黒ずみの多くは、歯茎が下がってきて歯の根っこが見えてしまっていること、従来の金属を使用したセラミックや金属の土台の影が見えてしまっていること、金属の粉が歯茎に入り込んでしまっていることなどが挙げられます。
歯茎の中に金属の粉が入り込んでしまっている場合は、皮膚の交換が必要になりますので、場合によってはそこまでやらなくても良いという方もいらっしゃいます。そんな治療例をご紹介します。
審美歯科のトラブルの一つに、オールセラミックの色や形をしっかりと見ないで最終的なセメントでつけてしまい、修正ができ無くなってしまった。というトラブルがあります。
最終的なセメントでオールセラミックをつけてしまうと色の修正はできないからです。
そのため、オールセラミックを仮のセメントでつけてお帰りいただいて、1週間ほど様子を見ていただいたのちに最終的なセメントでつけるという方法を取る場合がよくあります。
審美歯科治療では、単にオールセラミックの差し歯を入れるだけでは、綺麗な見た目にならない場合がよくあります。
せっかくオールセラミックを入れたのに見た目が良くないのでは、審美歯科治療をしても将来的にやり直したいとか、差し歯がコンプレックスになってしまうかもしれません。
歯茎の位置を揃える、周りの歯の歯並びを揃えるといったことは、オールセラミックの差し歯を入れる以上に見た目を改善するためには有効です。
歯並びをなおしたいけど、治療方法で迷うという方へ
前歯の歯並びの治療は審美歯科治療と矯正治療(部分矯正治療なども含めて)に大きく分けられます。それぞれ利点や欠点があります。
前歯の歯並びが悪いということで矯正の専門医のところに相談に行かれると間違いなく奥歯を含めた全体的な矯正治療を進められるでしょう。確かに前歯の歯並びが悪い場合は奥歯が完全に並んでいないケースのほうが多いので、良いことではあります。
ただ、前歯だけの歯並びを治したいという方にとって、全体に矯正治療を行って100万円近い費用をお支払いになり、2~3年の治療期間がかかる矯正治療を矯正専門医のところで行うことに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
結婚式や卒業式が近い場合など、早く治したいときなどは特にほかの方法がないかとお考えになるのではないでしょうか?
そんな要求にお答えした治療法が、部分矯正法や審美歯科治療となります。ほんの少しのデコボコやねじれのある前歯は部分矯正治療や審美歯科治療によって比較的安いコストで、短期間に治療を終えることができます。