ラミネートベニアの場合,仮歯の調整が通常の差し歯と異なり接着するタイプの仮歯となります.
変色している場合など、仮歯の厚みを調整する場合もあります.
お口の中全体的に治療する場合、仮歯でかみ合わせを確認することが大切になります。
審美歯科治療では、噛み合わせがずれてしまっている場合、仮歯で元の位置を確認してずれてしまう前と思われるポジションに歯並びを並べる事ができます.
仮歯でかみ合わせを確認していきます。歯がすり減っている場合や、差し歯の形が変形してしまっているのを仮歯で形とかみ合わせを修正します。
審美歯科治療を行う場合,最終的なオールセラミックの形をどうするか仮歯の段階で打ち合わせをする必要があります.
歯の長さや形は噛み合わせによって制限がありますが,歯の丸みや色、歯の幅、角度など調整する必要がある項目がいくつもあります.仮歯の段階で打ち合わせをして,気に入った形にしておかないとオールセラミックをお作りした時に修正が大変になります.
歯茎が下がってしまったり、もともと歯の大きさが少し大きいと歯の大きさが大きく感じてしまうことがあります。
前歯の差し歯が短い方がよくいらっしゃいます.日本人の女性の前歯の長さは平均10ミリ程です.それより小さいと四角い歯に見えて違和感が出てしまう場合があります.
そういった場合に、審美的な見た目にするために歯茎の整形処置を行う事で自然な長さのオールセラミックなどの差し歯を入れる事が可能になります.
審美歯科治療をするときに気を付けなくていけないのが歯の形とかみ合わせになります。仮歯にした時の形やかみ合わせが合わないときはしっかりと仮歯の段階で調整する必要があります。
仮歯の形が気に入らない場合、最終的なセラミックの形も気に入らない場合が多いです。ただし、仮歯の修正は、好みによる修正では、かみ合わせ上形の変更ができないケースがあります。歯の長さや歯の出具合はかみ合わせで制限されています。
通常、仮歯の修正は典型的な歯の形と歯の長さを基準に行います。細かい歯の形の好みなどに関しましては、ご相談ください。
審美歯科治療を行う場合、細かいことよりも目で見てわかることを治してもらえばよいとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、細かい部分をしっかりと治療しなくては歯茎が腫れたり、下がったりする問題が早い段階で起こってしまうかもしれません。
細かい部分の治療を行うために、審美歯科治療には拡大鏡が必要になります
審美歯科で治療をお考えの方の中には、一度入れたセラミックの歯の形や並びが気になってやり直したいという方がいらっしゃいます。
歯の形の修正を仮歯にて行います。
お好みの形になるように仮歯の段階で修正していきます。
仮歯の形の修正に関しましては、治療プランによって異なります。仮歯の形をしっかりと確認してから治療を行いたい方は、何度か仮歯を直すことになります。通常典型的な形を使用しますが、ご本人の希望による細かいオーダーは別途料金がかかる場合があります。歯の形に関するご希望がある場合は1回目の仮歯を入れた段階でご相談ください。
差し歯を交換する際には歯の大きさを小さくしたいというご希望にお応えしております。
審美歯科治療を行う際に、歯の大きさを小さくしたいという場合があります。差し歯が入ってしまっている場合は、差し歯を外して仮歯にした状態で歯茎の位置を変更させます。
例えば、差し歯の長さが長く見える場合には、差し歯を外して仮歯にした状態で、歯茎の位置を変えることで歯の大きさを小さくすることが可能になります。
審美歯科治療を希望される方の多くは歯の形を変えたいと言うご希望がございますが,歯の形は噛み合わせによってある程度制限されています.
そのため,セラミックの仕上がりの形に近い形の仮歯を使用して頂いて、ご希望の形が噛み合わせの問題を起こさないか確認する必要があります.
審美歯科治療で仮歯が重要というのは、単に治療期間中の見た目を良くするためだけの目的ではなく、噛み合わせの審査をする事などの役割があるためです.